こんにちは 学生服専門店たむら SNS新担当Tです!
2020年より中学校・高校へ入学される生徒様およびそのご家族様に向けて開催された
カンコー様主催の『制服にまつわるステキな話コンテスト』ですが、
まずは皆さんからたくさんのご応募、ありがとうございました(^ ^)
多くのステキなエピソードからたむら賞を選ばせていただき、
五香駅前の本店でコンテストの授賞式を執り行いました。
今回、たむら賞を受賞された某高校・S様のエピソードをご紹介いたします。
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千葉県は、公立高校を二回受験することができる。
我が家の次男の受験のスイッチが入ったのは、受験日の二週間前だった。
ずっとどこへいっても同じだからと無気力な息子を見て私は不安な毎日。
高校受験にも腰が重い息子をなんとか連れ出し、幼なじみが通う学校を見に行った。見学日でもない部活もやってない静かな学校を見て「ここにいきたい!」
目を輝かして言った。
そこは今の成績ではかなり厳しい。だけどそれからの息子は毎日塾の自習室に通い塾から帰ってからも机に向かい頑張っていた。
受験日当日も落ち着いており、ひょっとしたらひょっとするかも!と送り出した。
試験から帰った息子を緊張して迎えた。一言も喋らず部屋に籠もってしまった。何も言えなかった。発表までただ祈るしかなかった。
結果は不合格。みんな志望校に入る為にずっと努力をしてきている、二週間前からあわてて勉強した息子に神様が微笑むわけがない。
そこから二週間後に後期試験。志望校を不合格になった息子また無気力になってしまった。
すぐに、願書を出す為に受験高校を決めなきゃならないのに、どこでもいい、一番偏差値低いとこにすると投げやりだった。
しんどいのは息子だから泣かないって決めてたのにそんな息子に我慢も限界。
「親は子どもが苦しむ姿を見たくないし、幸せをいつもねがっている。今のあなたを見ていると、行きたいと言った高校は合格するの難しいから、合格できる安全校を勧めればこんなつらい姿を見ずにすんだのかなってずっと考えてる」と号泣してしまった。
息子は「行きたい高校受けさせてくれてよかったよ」
そう言うとリュックに勉強道具を詰めて塾に行く準備を始めた。
玄関で見送る私に背をむけぼそっと「二回泣かせるわけにはいかないから」と呟き塾へ行った。
志望校は、自分で決めた安全校だったが、油断せず勉強と自分に向き合っていた。
後期は、無事合格!おめでとうと言う私に「当たり前」とかっこつけて笑った。
制服採寸に行った日初めて着るブレザーに恥ずかしそうに腕を通した息子は親馬鹿だけどかっこよかった!
少し大きめのブレザーが体に馴染むころ、眩しい青春を謳歌しているに違いない!
好きなこと、やりたいことに真面目に取り組む姿は、小さいときのまま!
あなたをずっと応援しています、がんばれ!
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受賞されたお母様のお話に社員一同、改めて感動いたしました。
自身の学生時代を思い出してとても懐かしい気持ちになりました。
コンテスト第二回の開催がありましたら、また皆さんのステキな話を聞かせてください♪